東急が20日から最大20分程度終電繰り上げ 緊急事態宣言に伴う要請受け

東急電鉄は、新型コロナウイルス特措法にもとづく緊急事態宣言の再発出および、1都3県ならびに国土交通省からの要請を踏まえ、終電時刻の繰り上げと深夜時間帯の一部列車運休を実施すると発表しました。

東急がこどもの国線を除く全線で20日から終電繰り上げ(イメージ)
東急がこどもの国線を除く全線で20日から終電繰り上げ(イメージ)

実施時期は2021年1月20日(水)からで、終了時期については追って告知するとしています。対象路線はこどもの国線を除く東急線全路線で、平日・土休日ともに、終電付近の一部列車を運休(全区間または一部区間)します。これにより、現行ダイヤと比べ終電時刻が繰り上がるほか、一部列車では行先が変更となります。終電繰り上げが実施されない区間もあるとしています。

例えば東横線下りでは渋谷駅からの横浜駅行終電が現行の0:19発から0:07発へと12分繰り上がり、武蔵小杉行は0:47発から0:31発へと16分繰り上がります。全体の終電時刻の繰り上げ幅は最大で20分程度となっています(図表を参照)。

【路線図で解説】東急 20日から終電繰り上げ

東急電鉄では、2021年3月にダイヤ改正を実施し、この中で終電時刻の繰り上げを行うことをすでに発表していますが、今回の措置はその内容とは異なるとのことです。